日本のロックを聴き漁っていた10代の頃の僕にとって
PANTAの存在は、特別なモノでした。
「頭脳警察」はナンパなロックファンだった僕の日常をパンクに変えてくれたし
PANTA&HAL、ソロ、となっても変わらぬロック魂は僕の憧れでした。
そのライブを、一度も体験していないことは、ちょっとした「忘れ物」。
それを取り戻しに行ってきました。
今回は菊池琢己さんというギタリストとの「響」というアコ・ユニットで、
8月にリリースされるアルバム「オリーブの樹の下で」のプレ・ツアー。
そのアルバムが、
なんとアノ「重信房子(!)」との往復書簡を通じて出来上がった歌を集めたモノ、とのこと。
久々に触れたPANTAの行動はやっぱり相変わらずなのでした。
で、そのライブ。
あのね、スゴイです。この人。、
やっぱり声がすごい。俺、大好きなんだ、あの声が。
その声に乗っかって出てくる歌詞。歌のテーマはヘビーなんだけど、それがやたら聴きやすい。最近のパンクみたいにガナリ声じゃない。
悲しみや怒りを包み込むような声、とでも言えばいいのかな。
プレツアーということもあって新曲中心で、初めて聴く歌が多かったのですが、
イラク崩壊時、フセインの息子ウダイとクサイがアメリカ軍に発見されて惨殺された時に、その場に一緒にいた14才のウダイの息子ムスターファが200人の兵士を相手に一時間以上も抵抗し、結局銃殺された、という出来事を歌ったのが印象的でした。
「彼も母の子 誰も母の子」生きたまま捕まえることも出来ただろうに。
そしてアンコールで歌ったジョンレノンの「GOD」。
もちろん日本語詞になってましたが「俺は信じない!」という声を聴いた時
ロックって、こんなだったよな、
俺、こんなロック、ちょっと忘れてたかもな。
そんなことを強く思ったのでした。